こんにちは。
CASANOVA&COの野口です。
今日はタイトルの通りお知らせです。

SARTO
- andante -
2025.10.11(SAT) ~ 2025.10.19(SUN)
来週土曜日の10月11日から9日間、CASANOVA&COの店頭にてSARTOとのイベントを開催いたします。
今シーズン、いや、今までのCASANOVA&CO史上最大規模のイベントになると思います。
今年の初めくらいからSARTOのセールスを担当してくれている岡本さんを通して、「SARTOと一緒になんかしたいっす」という漠然としたラブコールを続けていた。
岡本さんをはじめSARTOチームもそれに呼応して、お互いにラブコールを送り合っていたら、知らず知らずのうちにこのような流れになりました。
まだブランドから全ての商品が届いているわけではありませんが、ざっと数えても100点を超えるSARTOの洋服が店頭に到着しています。
たぶん全部揃ったら150着くらいになるかもしれません。
流石に前代未聞。
今シーズンのアイテムはもちろん、SARTOを代表する定番アイテムから、ブランド初期のパワーピースまで。
ほぼ全てが各色各サイズ1点ずつなので、150着ほどのラインナップを一度にご覧いただけるということです。
イベント期間中は間違いなく世界で一番SARTOが揃う空間になると思います。
僕は、限られたアイテムをピックアップしてご紹介する僕たちのようなセレクトショップという存在ではSARTOの実態をお伝えすることができないと感じていました。
それはなぜかというと、SARTOはとんでもなく色々な顔を持っていて、そのどれもにSARTOの血が通っているから。
まずそもそも、春夏と秋冬で表現が違うこともSARTOの特徴。
重厚感がありエレガントな秋冬に対して、所謂”抜け感”がありカラフルな春夏。
そして春夏も秋冬も、各アイテムカテゴリーが信じられないほど強烈。
ニットのカテゴリーであれば、マシンニットだけでなくハンドニットもある。
ファンシーツイードのような意匠の強いものもある。
アウター系はリバー縫製のものがずらっとラインナップ。
レザーアイテムも突き抜けたクオリティ。
SARTOを象徴する立体的な刺繍が施されたアイテム群。
ものによってはSILVER925で特別に制作されたコンチョボタンが付属する。
全部がパワーピース。全部がエースで4番。
もはやこうなってくると、先述した通りセレクトショップという立ち位置では限界がある。
そこで今回このようなイベントに至ったというわけです。
ただ、それだけ濃厚なラインナップのSARTOですが、ブランドの根底にあるのは”気取らず自然体な佇まい”。
熟練の職人さんにしかできない手仕事や、3次元的で美しくキャラクターを持ったパターンワーク、テクニカルかつ合理的な仕様。
などなど、技術的に優れた点だらけの洋服達なのですが、そのような徹底した作り込みからくる”気難しさ”や”重苦しさ”を全く感じない。
というか、そのような”気難しさ”や”重苦しさ”を着る者に背負わせない。
だからこそ、ファッションの根源的な楽しさを思い出させてくれるような心躍るワクワク感がSARTOにはある。
ただ、作り込まれたものからしか放たれない”品格”は、洋服本体からきちんと薫る。
なぜそのようなことがバランスが可能なのか僕もまだ言語化できるところまで解釈できていませんが、デザイナーの豊島さん、パタンナーの池田さんと話をしていると、なるほどこの2人が生み出しているからSARTOがこのようであるということは、とてもスムーズに腑に落ちた。
だからこそ、お客様の皆様に豊島さんと池田さんに会って話をしてみてほしいとずっと思っていた。
だけど今までは別ブランドとの契約面などで、SARTOはチームの素性を明かすことができませんでした。
ただ、今回、豊島さんと池田さんが初登場します。
話を聞いている限りでは、オフィシャルな在店はSARTO史上初。
「だからすごいでしょ」って話ではもちろんなく、この2人と会って話を聞けば先述のようなSARTOがSARTOたる所以を少し感じてもらえると思います。
多くの方にとって、真の意味でSARTOの洋服を知って頂ける9日間になると思います。
そのために、予習的な意味合いで、SARTOがそれぞれのアイテムカテゴリーにおいてどのような洋服づくりをしているのかをご紹介させてください。
今日はそのティザー編。
リバー縫製のアウター。
SARTOでは欠かすことのできないピースです。
SARTOのキャラクターの礎とも言える”アームのフォルム”を最大限に活かすことができる縫製仕様として、リバー縫製を採用しています。
リバー縫製のカテゴリーではこちらのコート以外にもたくさんのラインナップがございますが、現在絶賛リバー縫製のテーラードを生産してもらっている状態。
実はちょっと生産のトラブルもあったのですが、SARTOチームが機転を効かせて、よりすばらしいものにしてくれています。
これはかなりの完成度のものになると思うので、思いっきり期待していてください。
木曜日か金曜日にはご紹介できると思います。
リバー縫製が”柔”だとすれば、”剛”のレザー。
ただし、こちらのベスト、裏はカシミヤでリバーシブル。
1着で柔と剛じゃん。
フロントとサイドで計3つのでっかいコンチョボタンが付属。
もちろんチェンジボタンなので、カシミヤ面でも問題なく使用することができます。
レザーカテゴリーでは、このあと、モッチモチのレザーパンツが納品される予定です。
分厚いのに、モチモチで柔らかい新感覚のレザーパンツです。
こちらもまた後日きちんとご紹介します。
ニットは、マシンもハンドもあります。
こちらは、見りゃわかるよって感じかもしれないけど、ハンド。
でも、ただのハンドニットじゃない。
背中やアームの光る黒いつぶつぶ。
ガラスビーズを編み込んでいます。
ハンドニットだからってやりすぎでしょ。笑
フロントにもガラスビーズ。
一番最初にデザイナーの豊島さんに会った時に、「なんでSARTOはガラスビーズをよく使うんですか?」って聞いたことがある。
そしたら豊島さんは、少しの間をおいて、「う〜ん、、、なんか好きだから、、、」って。
崇高な理由があるとかじゃなく、好きだから、かっこいいからっていうのが最も納得できて最高な動機だとその時に思った。
だから、ガラスビーズに理由は求めないでください。笑
他に見たことないしはちゃめちゃにかっこいいからそれでOK。
ただ、ニットカテゴリーはハンドだけじゃない。
マシンニットでも半端ないものをつくって頂いています。
ゲージと糸番手のセオリーを無視して編みあげた、ヘヴィーなのに軽い矛盾したニット。
こちらもまた後日、25AWのラインナップと合わせてご紹介します。
ブランドでは継続して展開されている、変形カーゴポケットのトラウザーも、実はパターンが変更されています。
どちらがより優れているとか劣っているっていう話ではないと思っていますが、僕は今回のこのパンツで完成度が飛躍的に上がったように感じました。
詳しいことは店頭でお話しさせていただきますが、超優秀なパンツですよ。
シグネチャーとも呼べる、刺繍の入ったデニム。
イベントのタイミングでは、デニム以外にもチノ素材やキャンバスっぽい生地のものなどでも刺繍ラインのパンツのご用意ができる予定です。
、、、という感じで、全てをご紹介しようと思うと僕が4日くらい寝れなくなるので、明日から4回ほどに分けて、各カテゴリーの見どころをピックアップするような形でご紹介させてください。
ただ、納品がいつ届くかによってタイミングはいつになるか分かりません。
SARTOチームが全力を尽くしてくれているので、僕も全力を尽くします。
あ、そういえば、僕も3日前くらいに知ったのですが、数量限定で別注商品があるらしいです。笑
僕には事後報告で、勝手に生産してくれてました。笑
皆様にとっても楽しみだと思うし、僕にとっても楽しみだし、SARTOチームの本人たちが楽しんでくれているのが伝わってくるしで最高。
どんなものを作ってくれてるのかは知らないけど、もうそんなの関係ない。
こういうグルーヴ感というか、悪巧みしてくれている感じがいいですよね。
どんなものを作ってくれてるのかは知らないけど。笑
一緒に楽しみにしていましょう。
来週土曜日から、フロアも、僕含めスタッフ一同もかなりの熱気で皆様をお待ちしております。
初日と2日目となる土日は、SARTOデザイナーの豊島さん、SARTOパタンナーの池田さん、そしてWONDER ROOMのイベントでも店頭に立っていただいている岡本さんにお越しいただきます。
andanteの言葉の通り、気取らずに自然体で皆様とSARTOを楽しめればと思います。
また明日以降で少しずつご紹介させてください。