"Artisan's belt"

 

 

 

 

 

 

 

お知らせしておりましたように、taupe D.Motoike。

 

 

 

 

 

"Artisan's belt"。

 

 

 

 

 

今日は、本池さんがつくりげるこのベルトが一体どのようなものなのか、そして、"驚愕の事実"も記載するので、ご検討頂ける方は、ご覧頂けると、どのようなものなのかよく分かって頂けると思います。

 

 

 

 

 

まあ、内容としてはそれなりに長いブログになると思うけど。

 

 

 

 

 

 

まず、先にお伝えを致しますが、今回は、オーダー制となります。

 

 

 

 

 

数量は、既に上限数が決まっています。追加生産は不可能です。

 

 

 

 

 

23日(土)からは、店頭でほぼ完成した"Artisan's belt"を並べます。

 

 

 

 

 

全て本池さんがアトリエでつくりあげるものなので、厳密に言えば全部が一点ものとなります。

 

 

 

 

 

お選び頂く方が"目が合った個体"をお選びください。

 

 

 

 

 

そして、オーダー頂ける方は、ご自身に合わせた"穴の位置"をサイズサンプルを用いて決定し、その後、本池さんに"穴を開けて"もらいます。

 

 

 

 

その穴の位置に応じて、ベルトそのものを、所有頂く方の"適正な全長"に仕上げて、12月中旬頃、遅くとも年内にはお渡しさせて頂く予定です。

 

 

 

 

 

 

また、今回は多くはありませんが、taupe D.Motoikeのジュエリーも、コアコレクションを並べ、販売を致します。

 

 

 

 

 

期間中、店頭に並べているジュエリーは、全て即日お持ち帰り頂けるようにします。

 

 

 

 

 

 

ベルトのみ後日お渡しです。

 

 

 

 

 

 

 

事前にお伝えさせて頂くことは以上。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、お好きな方は心してご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"Artisan's belt"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら。

 

 

 

11月23日(土)よりご希望を頂けるお客様のご注文を承る"Artisan's belt"。

 

 

 

 

 

僕自身も、このベルトを紹介できることを数年間、心待ちにしていました。

 

 

 

 

 

 

まずは、このブログでお伝えさせて頂きますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

<Artisan's belt誕生の理由>

 

 

 

 

 

そもそも、こちらのベルトは、本池さんが商品として開発したものではないそうです。

 

 

 

 

本池さんご自身がアトリエで作業をする際に、前傾姿勢になるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この写真は、アトリエでArtisan's beltのバックルを製作している様子です。

 

 

 

このようにアトリエでは前屈みになっていることがほとんどだそう。 

 

 

 

 

ショートパンツや、イージーパンツなどの軽装では、長時間の作業だと体への負担が大きいそうです。

 

 

 

 

そのため、しっかりと腰をホールドしてあげることにより、その負担は軽減されるらしい。

 

 

 

 

ただ、座っていても動作に合わせたしなやかさは革に必要でもあるし、前傾姿勢の際には、バックルの大きさが一般的なものだとお腹に当たって痛いし、邪魔になって気になってしまうそうだ。

 

 

 

 

 

長く作業をしていると、ものづくりをする上では、このようなつくり手自身が身につけるベルトも、大切な道具なんだそうです。

 

 

 

 

 

だから、ご自身が作業に集中し続けられるベルト、体が負担がないベルトをつくったことがきっかけとなり、そこから、本池さんの周囲のものづくりを行なう人からも希望があり、少しずつ広まっていったものなんだって。

 

 

 

 

つまりは、つくり手にとっての機能性を考えたベルトである。

 

 

 

 

 

だから、"Artisan's belt" = 「職人のためのベルト」という名前が付けられている。

 

 

 

 

 

長年のものづくりを続けてこられた本池さんのご自身の中から、自然に生まれたものであると言えるの。

 

 

 

 

 

ステキ。

 

 

 

 

 

 

 

そして、今回、当店で販売をするArtisan's beltの革についてご説明をさせて頂きますね。

 

 

 

 

 

 

 

<今回使っている革について>

 

 

 

 

先のブログでも書いた通り、Artisan's beltは、本池さんが考える"最良のレザー"が入手できた時にのみ製作をするもの。

 

 

 

 

 

ただ、しかし、今回のは並どころか、尋常じゃない革。

 

 

 

 

 

 

本池さんだからこそ、入手できた革だと言えます。マジで。

 

 

 

 

 

そして、昨日もお伝えしたように、本池さんから"CASANOVAはとても運が良い"というお言葉を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

その革は、日本に"僅か一枚だけ"サンプルの革として、フランスから入ってきたもの。

 

 

 

 

 

 

タンナーの名前は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"GAL (ガル)"という。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本池さんのインスタグラムをご覧頂ければ、このタイミングに合わせて、今回のタンナーであるGALの建物の様子を掲載されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この"GAL"がつくった、日本に僅か一枚だけ入ってきた革。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"馬具に使う、ブライドルレザー"である。

 

 

 

 

 

 

 

そして、先述の通り、GALは、フランスのタンナーだ。

 

 

 

 

 

 

 

フランスのブライドルレザーというのは、フツーに考えるととても珍しいと思う。

 

 

 

 

 

 

"ブライドルレザー = イギリス"というようにイメージしてしまう。

 

 

 

 

 

僕自身も、フランスのブライドルレザーなんて、これまで一度たりとも見たことがなかった。

 

 

 

 

 

"GAL社"がつくるブライドルは、イギリスのブライドルレザーとは、全然違うと本池さんが言ってた。

 

 

 

 

本池さんクラスの方になると、長年の経験もあるから、革を見たら、やはりそのクオリティというのは分かるそうだけど、実際に、今回のArtisan's beltも本池さんご自身が製作をしている。

 

 

 

 

 

その生産の工程、一枚革を裁断する時に、より明確に違いを感じたと。 

 

 

 

 

 

革を切る時に、由緒正しきイギリスのブライドルレザーは、本池さんの言葉を借りると、「革の繊維質がフカフカしてる」と言ってた。

 

 

 

 

 

でも、今回のGALのは、切る際に、繊維質が抵抗する感覚があり、繊維質がとても詰まっているのを感じられたそうです。

 

 

 

 

 

実際に、本池さんレベルの方でも、日本に入ってきていないため、GALの革は初めてだったそうで、普段通りのベルトを製作する工程を経ることで、「GALの革質の違いを感じることができた」と言われていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏地も、ステッチも、存在しない正真正銘"一枚仕立て"のベルト。

 

 

 

 

 

 

そして、更に驚きは、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

これを見てくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この"厚み"だ。

 

 

 

 

なんと、5mmもの厚みがある革なのだ。

 

 

 

 

 

鞣された後の革で"5mmもの厚み"がある革というのは、今ではほとんど存在しなくなったそうだ。

 

 

 

 

 

 

だから、本池さんが言われる"ベルトの最良のレザー"というのは、存在しにくくなり、ブランドでも、今年はほとんどArtisan's beltはつくってないと言ってた。

 

 

 

 

 

 

これほどにまで厚みのある革は、"最新の技術"もしくは、"100年前から変わらずこの技法"というケースでしかあり得ないものだ。と。 

 

 

 

 

 

今回、本池さんがCASANOVA&CO用に、Artisan's beltとして用意してくれたGALの革は、先述の通り、一枚だけ本池さんだから日本に入れることができたもの。

 

 

 

 

 

すごいでしょ。

 

 

 

 

 

 

その一枚革の状態では、5mmもの厚みがある、大判の革。

 

 

 

 

 

 

通常は、革というのは、保管するときにクルクルッと丸めるんですよ。

 

 

 

 

 

 

でも、この革は厚みがかなりのものだし、しなやかなで、とても反発が強く、丸めることができなかったんだって。

 

 

 

 

 

 

 

ただね、2.5cmの幅でベルトにしてもらってるんですが、2.5cmにカットすると、丸めることができる。

 

「不思議な革だ」と本池さんが言ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5mmもの厚みがあるレザーだが、非常にキメが細かく、コバなどの処理は木ベラで仕上げているのみだそうです。

 

 

 

 

 

"馬具"としてつくられ、馬に直接触れる革だから、とても丁寧に鞣されている歴史ある革。

 

 

 

 

 

強靭で美しく、実物は、ベルトとは思えない程の空気を放ってる。これホントに驚き。

 

 

 

 

 

そして、通常は、ベルトやレザーグッズというのは、樹脂系のもので細部を仕上げることが一般的だそうです。

 

 

 

 

 

しかし、馬具はそもそも樹脂でコーティングしているものは存在しない。

 

 

 

 

 

ファッション的な装飾品というものはコーティングをするが、今回の革のルーツは、"馬具"である。

 

 

 

 

 

だから、とにかくせっかくの革質が最高潮に活きるように、できる限りそのままの状態で。

 

 

 

 

 

そして、そもそも今回の革は、カーフのブライドルレザーである。

 

 

 

 

 

 

鞣しは、"オークの樹皮"を使った、フルベジタブルタンニン鞣し

 

 

 

 

 

 

そして、それも、ドラム鞣しとかではなく、本池さんが言われるには、これほどまでの厚みとなると、"ピット槽"という大きな浴槽により、じっくり長〜〜い時間をかけた鞣しじゃないと成分が革に入り込まないらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

そして、そういう非常に時間をかけて超良質な革をつくる"GAL (ガル)"について。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<GAL社 (ガル)>

 

 

 

GALは、日本ではほとんど知られていないそう。

 

 

実は、イギリスやフランスで多いそうだが、その国の"国内で守られている"タンナーというのがあるそうです。GALもそうである。

 

 

 

 

 

そういうタンナーは、国内の一流どころとのみ取引をしているケースが多いみたい。

 

 

 

 

日本人が知ってるというのは、日本に流通しているということ。

 

 

それを別の専門的な言い方をすると、"日本に口座を開いている"と言える。

 

 

 

 

では今回レザーを使用している"GAL"は、具体的には、どうなのか。。。

 

 

 

 

 

 

 

GAL社は、どういうタンナーなのかというと、フランスで最古のタンナーの一つ。

 

 

 

 

創業年は、公表されていないようだが、100年は超えてるそうです。

 

 

 

 

 

そして、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HERMESの専属のタンナーであり、その中でも、"HERMESの馬具"に使う革のみを鞣しているタンナーなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、GALには、馬具をつくる工房も兼ね備えているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

HERMESの馬具は、現在でもGALの革だそうだ。

 

 

 

 

 

 

GALは、タンナーとして鞣している革は、馬具に使うものだけ

 

 

 

馬に触れる革だけだそうです。

 

 

 

 

 

バッグやシューズに使う革はつくっていないし、もちろんベルトもない。

 

 

馬具専門だから。

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

 

 

GALの革、ベルトは、初めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年間、温めていたこのイベント、たまたま偶然、本池さんがこの革を入手するタイミングと重なるという、ちょーミラクルが起こったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、このArtisan's belt。

 

 

 

 

先述の超スペシャリティーなレザーはもちろん、バックルも素晴らしい。

 

 

 

 

 

taupe D.Motoikeでは、本池さんは、"純銀 (SILVER 999)"を使用する。

 

 

 

 

 

 

一般的には、シルバーといえば、シルバー925だ。

 

 

 

 

 

 

でも、本池さんは、"純銀"を選ぶ。

 

 

 

 

 

 

革だけでなく、貴金属も長年のものづくりを行なう上で、シルバー925ではなく、"純銀"が持つ、自然な輝き、滑らかな手触りなどから感じる純粋な素材が持つ質感に惹かれ、ブランドで使用してる。

 

 

 

 

 

 

この"純銀バックル"も全てアトリエで、本池さんご自身が製作をする。

 

 

 

 

 

その表情が一つ一つ違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純銀のバックル本体も、ピンにも、ロウ剤を使わず、一切の繋ぎ目がない。

 

 

 

そして、特有の表面のボコボコとした陰影。

 

 

 

 

これは、純銀は約1000℃で融解をするそうです。

 

 

 

 

1000℃で溶かして、固まった自然の状態。

 

 

 

 

 

本池さんが言われるには、その「メラメラした」状態が、"純銀の生"の様子。

 

 

 

 

 

 

てっきり僕は、ハンマーなどで叩いて仕上げる槌目というフィニッシュがあるのですが、それだと思ってた。

 

 

 

 

 

でも、違うの。

 

 

 

 

 

 

"純銀"の自然な見た目、手触り、輝きを最大限に活かすための、溶けて固まった、そのままの仕上げ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表面は、自然な純銀の様子を残していますが、サイドのみ磨きをかけた仕上げです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純銀の証である、"silver 999"の文字。

 

 

 

 

この文字もウルトラかっこいい。

 

 

 

 

Artisan's beltは、純銀バックルについては、その時々で、仕上げや仕様を少しずつ変えて製作をしているそうです。

 

 

 

 

 

 

今回は、何度も言うように、"GAL"という途轍もなく凄まじいレザーを使うことが実現してる。

 

 

 

 

 

その革の生まれである"馬具"に敬意を込めて、本池さんが馬具のハーネスを思い浮かべた仕上げで製作をしてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

革が最高に活きる、最も自然で素朴な仕上げ。

 

 

 

 

そのおかげもあって、どこをどう見ても、キメ細かさ、堅牢さ、質の高さ、色気、そして、圧倒的な迫力を感じてもらえると思う。

 

 

 

 

 

僕も完成した実物を見た瞬間に、ブルンブルンに身震いして、感激中の感激で、ウルトラ感動したから、思わず即行で、本池さんに連絡をしちゃったくらい。

 

 

 

 

 

 

僕は、ベルトでここまで感激したのは、人生で初めて。

 

 

 

 

 

 

昨日も言ったけど、自分が出会った中で、圧倒的No.1の仕上がり。

 

 

 

 

 

 

 

そう断言できる"Artisan's belt"。

 

 

 

 

 

 

 

ここまでのレベルのベルトをつくることができるのは、本池大介さん以外には、あり得ないだろう。と実物を見て確信してる。

 

 

 

 

 

 

やはり、餅は餅屋。

 

 

 

 

 

 

その中でも、長年、このようなものづくりに向き合い、一筋にそこで探究し、経験を重ね、研鑽を積んだ方が生み出すものは、本当に、本当に、かけがえのないもので、代替が利かないものだと感じてる。

 

 

 

 

 

 

 

このArtisan's beltを手にして頂ける方は、どうしても限られた方にはなるし、日本に入ってきた"たった一枚の革"を全て今回で取り切った。

 

 

 

 

 

 

だから、これを手にして頂いた方は、本池大介さんのつくるものの凄み、歴史あるタンナーの技術を心の底からご体感ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本池さんご自身に話を聞くと、このように言われていました。

 

 

 

 

「今回は、フランス国内でずっと守られてきたGALの革を使うことができた。

 

つくってる中で、今回のベルトは、"伝統と現代のハイブリッド"のArtisan's beltだな。って思ってた。」と。

 

 

 

 

100年という長い歴史のあるタンナーの職人が鞣しをやってきた"伝統技術"。

 

 

 

 

"現代のつくり手"である本池大介さん。

 

 

 

 

"現代の伝え手"であるCASANOVA&COでの販売。

 

 

 

 

そして、そのArtisan's beltを実際に手にして頂ける"現代の使い手"。

 

 

 

 

 

一つのベルトで、このようにつながることができることは、とても尊いことだと思います。

 

 

 

 

 

"本当に価値があるもの"とは、こういうものだと思う。

 

 

 

 

ご検討頂ける方は、taupe D.Motoike

 

 

 

 

 

"Artisan's belt 2024"

 

 

 

 

 

 

是非見てみてください。

 

 

 

 

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