こんにちは。
CASANOVA&COの野口です。
本日は明日からに迫ったSARTOのイベントに関して。

SARTO
- off road -
2026.9.19(SAT) ~ 2026.9.27(SUN)
この1週間ずっとブログを書きたかったのですが、信じられないくらいバタバタしていてパソコンすら開けないくらいで。。。
設営がある程度落ち着いたので、ここ数日インスタグラムの方で掲載させていただいていたアイテムとスタイル写真を使って、簡単にアイテムのご紹介をしようと思います。

SARTO
[HEAVY COTTON TWILL] SHORT COVERALL JACKET
color _ DARK TAN
size _ M

SARTO
[HEAVY COTTON TWILL] SHORT COVERALL JACKET
color _ BLACK
size _ M
まずはSARTOの定番的なスタイルのひとつ、SHORT COVERALL。
今シーズンはもっちりと肉厚なコットンツイルが採用されました。


DARK TANのカラーは、一般的なチノパンよりも少し暗い感じで、濃いめのベージュって感じ。
秋冬には合わせやすいと思います。
左胸ポケットと襟はゴートスエードに切り替えられていますね。

ブラックになると光沢感がわかりやすい。
ガシガシ着まくって、生地がくたびれてきた頃が完成形でしょう。

背面は腰上で絞れるようになっています。
絞らずズドンと行けばより男らしい感じになるし、絞りを効かせるとほんのりエレガントなエッセンスが加わる。
僕はすこーしだけ絞ってる方が好きです。皆さんの良い塩梅を見つけてください。


SARTOの洋服の視覚的な特徴としては、肩から肘にかけて湾曲する特有のアームの前振り。
SARTOの全ての洋服がそのようになっているわけではありませんが、皆様にとってもこのアームの振り方を見るとSARTOらしいなと感じるポイントになっていると思います。
大袈裟かつフェミニンにならない程度に肘の後ろに分量を作り、腕を前に振る。
少し後ろに倒れた肩線から一続きに繋がる様にしてアームの切り替え線が走るのですが、おそらくここで分量や振りをコントロールしているのでしょう。
そのシームにパッカリングが走って際立つことにもSARTOらしい美を感じます。

SARTO
[HEAVY COTTON TWILL] TUCKED TROUSERS
color _ DARK TAN
size _ S,M,L

SARTO
[HEAVY COTTON TWILL] TUCKED TROUSERS
color _ BLACK
size _ M,L
先程のSHORT COVERALLと同素材のトラウザー。
どちらかといえば秋冬寄りですが、通年使える綿100パンツとしての汎用性は抜群。



よく言う表現だけど、太過ぎず細過ぎずのシルエット。
「降水確率50%」って言葉と同じくらい意味の薄い言葉だけど、マジで太過ぎないし、マジで細過ぎない。マジで。
もっと表現を噛み砕くのであれば、野暮った過ぎないし、シュッとし過ぎない。このバランス。
寸法的に太いか細いかがマターなのではなくて、重要なのはそのバランス。

ヒップは極端にコンパクトなわけではありませんが、とても立体的でお尻の膨らみを消す。
野暮とシュっとのバランス。

腰回りはデニムのようにヨークを入れた構造で、ダーツではなく小さなインタックが入る。
それでいてヒップは垂れず、インシームはスパンと落ちる。
野暮とシュっとのバランス。
こういうパッと見では伝わってこない完成度こそが、気がついたらSARTOばかりを着てしまう要因なのだと思います。


SARTO
[WOOL OMBRE CHECK] WOOL OMBRE CHECK LONG SKIPPER SHIRT
color _ IVORY x BROWN,BLACK x DARK BROWN
size _ M
セミロング丈のスキッパーシャツ。
SARTOはスキッパースタイルのシャツが多く提案されますが、その中でも一際癖のあるスタイル。
僕自身、25AWのスキッパーロングシャツを愛用しているのですが、めちゃくちゃお気に入り。
襟の形など、昨年からの変更点はありますが、実はかなり使いやすいシャツなんですよね。


裾は深めのラウンドで、カットオフ。
洗ってモケモケにしてやってください。

昨年はバンドカラータイプでしたが、今年は羽襟が付きました。
よりバランスが取りやすくなったと思います。


ジャケットを羽織って、襟を出すスタイルも◎
ロング丈 × スキッパー × カットオフなので、キメキメな感じになりすぎない。
程よいヌケがあると思います。


変わったシャツですが、SARTOのスタイルにはよくハマります。
百聞は一見に如かず。試してみるとさまざまなスタイルが浮かんでくるシャツです。

SARTO
[COTTON NYLON TWILL × LIGHT WOOL FLANNEL] WOOL LINING MOUNTAIN PARKA

SARTO
[COTTON NYLON TWILL × LIGHT WOOL FLANNEL] WOOL LINING MOUNTAIN PARKA
color _ BLACK × BROWN
size _ S,M,L
個人的にはイチオシのマウンテンパーカ。
これはホントに完成度高いです。

特徴的なのは、このフードの形状。
一般的には左右2枚の生地の切り替えで頭を覆うフード部分を形成することが多いのですが、これは後頭部を船底のような形の生地が支える形状。
初めて見た形状のフードですが、こうすることによってフードを背中側に垂らした時に左右に流れることなく綺麗に収まってくれる。
さらにフードを被った時には、フードの中で頭だけが空回りすることもなく、首の動きに合わせてフードも追従するようになっています。
ドローコードやアジャスターで機能を補完するのではなく、型紙で解決してしまう。なんともSARTOらしいオリジナリティとテクニックを感じます。


フロントは首元からの切り替えがそのまま胸のスラッシュポケットとなり、ウエストポケットのフラップへと繋がります。

フラップを開けると玉縁のウエストポケットが出現しますが、フラップのスナップボタンを閉じたままでも手を入れることができる寸法になっています。
この辺りも実にSARTOらしい気遣い。

脇下にはアジャスター。
これを使うと脇下の分量を格納することができるので、上からコートを羽織ることもできます。

背中心には大きなアクションプリーツ。
運動量も確保されています。
フードの収まり方も綺麗でしょ?



ブラックはタクティカルなムードがあるし、赤は最高な赤。
なんかの映画で宮沢りえも「母ちゃんは情熱の赤が好き」って言ってました。僕もです。
湯を沸かすほどの熱い愛、だったけな。忘れたけど。
色の好みはそれぞれあると思いますが、お好きな色で着てみてください。
とても細やかなところまで考え抜かれた丁寧なマウンテンパーカだと感じてもらえると思います。


あと、実はこれリバーシブル。
この面で着用するときは胸元のボタンで留めて着用することになります。
フロントのジップは使えません。
でも、それがいい。
必然的に着方が変わって、結果的に役割が変わる。
写真だらけブログになっちゃうから裏面の着用スタイルは載せませんが、ぜひこちらも試してみていただきたいです。

SARTO
[WOOL LIGHT FLANNEL] FULLING WOOL FLANNEL MODS COAT
color _ GLEN CHECK
size _ M
SARTOが提案する、SARTOらしいモッズ。
それぞれの時代においてカルチャーとの距離が近いモッズコートはどうしても既視感のあるアイテムになってしまいますが、このグレンチェック素材で作られたモッズコートはなんだかストーリーを感じます。
若かりしころイケイケのモッズだった青年が、歳を重ねてグレンチェックのトラディショナルなコートを着る。みたいな。
それが1着に融合しちゃったような。
アメリカなような、イギリスなような。
どの文脈を拾うかによってさまざまな趣のスタイリングができると思います。


無意識でしたが、僕は年齢で言えば青年側、国籍で言えばアメリカ側を拾っていたのかもしれません。
マウンテンパーカに重ねて、デニムで合わせる。
でも、シューズはLEVER。
ブリティッシュへの憧れは秘めている。的なね。
、、、無意識だけど。


縮絨をかけたウールフランネル素材のモッズコートなので、ボリューム感に反して軽やかに軽やかに着ることができます。
いわゆるモッズコートの肩にズシっと乗っかってくる感じはないです。
ベリーコンフォート。

どうでもいいんですが10年振りくらいにロン毛を卒業したので、こういうコートが浮浪者感なく着れるようになりました。
これで僕の目指す普通のおじさんにまた一歩近づいたかな。

ウールのコートであることは間違い無いのですが、そこまで気負わずに着れるんじゃないかな。
上質で上品でありながら、出自も踏まえてラフに着る。
余裕のあるスタイリングで着たい1着です。

SARTO
[WOOL SILK CASHMERE BEAVER] SINGLE COAT
color _ BLACK
size _ M
SARTOのコートといえば。リバーコート。
リバー縫製で仕立てられたコートです。
先ほどのグレンチェックのモッズコートとは異なる、ハイパーエレガントさ全開なコート。
「ちょっと最近エレガンスが足りないんだよな」って方にはこちらをお勧めします。



言葉や知識がなくても伝わる。
街で見かけて思わず振り返っちゃうのとかって、そういうことだと思う。
見た瞬間に直感的に「なんか綺麗だな」「なんか品があるな」って思う"像"が出来上がっているということ。
もちろん素材もパターンも縫製も、洋服を作るために必要な要素はすべて繊細に作り込まれていなければそうはならないですが、逆にいうとそれだけでも不十分だと僕は思う。
つまり、説明できる部分はあるけど、説明できない部分もあるということ。
ただ言えるのは、世の中にたくさんある洋服の中で、説明できないほどの美しさを持っているものはそんなに多くない。
デニムやTシャツなどのカジュアルなものから、レザーやホームスパンなどの変態的なものまでを一つのスタイルの中で昇華するSARTOの中でも、このコートにはそのようなことを感じさせてくれるプリミティブな美が確かに宿っていると思います。


SARTOはどのポイントを切り取るかによって、とても多様な見え方を持つブランドだと思います。
人によって、SARTOをカジュアルなブランドだと感じる人もいれば、モードなブランドだと感じる人もいると思う。
エレガントさを掬い取る人も、ラギッドさを拾う人もいると思う。
別にそのどれも僕は間違いじゃ無いと思うし、なんなら全て正しいと思う。
言い換えればそれは複雑で難解であるということが言えるのかもしれないけれど、それもまた強ち間違いじゃ無い気がする。
ただ、それだけ奥行きと振り幅を持ったブランドだからこそ、"なぜ自分がカジュアルだと感じたのか"、"モードだと感じたのか"を少しだけ引っ掛かってみて欲しい。
今まで見てきた洋服、着てきた洋服、様々あると思います。別に無くても大丈夫です。
それらと比較する必要も、背比べする必要もない。
なぜ自分がそこにそれを感じたのか。きっとそこにSARTOを楽しむための種が潜んでいると思います。
それくらい様々な視点から、様々な仕掛けとセンスが注ぎ込まれた洋服なので。
今回インスタやブログでご紹介できているアイテムは超一握りです。
アーカイブのアイテム含め、約100点のSARTOのアイテムを一度にご覧いただけることはきっとほとんどないと思います。
この機会にSARTOを楽しむ種を見つけていただけたら嬉しいです。
すでに種をお持ちの皆様、すでに発芽している皆様におかれましては、ご期待ください。
今回、かなりヤバいので。
明日、明後日はSARTOチームが在店してくれます。
計8人で皆様のお越しを心よりお待ちしております。
それでは明日より、SARTO - off road -、スタートです。