こんにちは。
CASANOVA&COの野口です。
本日も、明日からの山内2026SS展示受注会に関して。
水曜日の日中にサンプルが到着して、内容を確認し、張り切って撮影をしようと思っていたところ、トラブルが発生。
僕たちが日頃から使っているカメラが壊れました。笑
本当は、今回の山内のコレクション内容をきちんと写真を交えてご紹介するつもりだったのですが、このタイミングでカメラとの突然の別れとなってしまったため、写真をご用意することができませんでした。。。
楽しみにしていただいていた方、本当にすみません。。。
さすがに、このタイミングかよって言葉に出しました。
でも、まぁ、仕方ありません。
今日はひとまずiPhone画質で我慢してください。
僕は普段からiPhoneで綺麗な写真を撮ろうと意識することがなくて、僕がスマホで撮るのは飼っている猫ちゃんズの写真と展示会での記録写真とラーメンの写真くらい。
僕以外のスタッフはかなりヴィンテージiPhoneを使っているようなので、僕の乏しいスマホ撮影技術によって撮影した写真でやるしかない。
皆様の想像力をフルマックスに使ってイメージしてください。
今回のコレクションにおいて、最も象徴的な素材は”シルク”でした。
その中でもシルク100%のギャバジンに有松絞りを施したシリーズ。
これはiPhoneじゃ全然伝わんないです。笑
シルク特有の滑らかな光沢と、有松絞りの力強さ。
その相反する表情を端正なシャツやパンツに落とし込めるのは、1着分にカットした生地の状態で染色の加工を行う山内ならでは。
さらに染め上がった生地の状態で、山内さんが1着1着の仕上がりをイメージしながら、どのパーツ(型紙)をどこから取ってくるのかコントロールして裁断を行う。
一般的には何着分もの生地を重ねて一気に裁断をすることで効率化を図っているのが現在の量産的な洋服作りのセオリーですが、完全に逆行することをやっている。
素材、生地、縫製の持つポテンシャルを最大限に生かすためなら、どんな手間さえ惜しまない。
それが山内さんのスタイルです。
山内さんの中では珍しいカットソー。
こちらでも、シルク素材で新たな提案。
これは新感覚です。
強撚なのでジャリっとしてて、シルクなのでヌメっとしてる。
このジャリっと感が5分着ていると体温に馴染んで、肌と一体化していくような感覚。
半袖と長袖で展開されておりますので、1年を通して肌に触れるところで楽しんでいただける1着だと思います。
個人的に生地で一番心揺さぶられたのは、これ。
これは、やばい。
シルクとリネンの掛け合わせで、華やかな光沢とリネンの筋感のコントラスト。
経糸にシルク生糸の無撚糸、緯糸にリネンを打ち込んだダブルクロスで、ブリンブリンなタッチ。
生地の重みの指標である目付も250g/㎡ほどあるとのことで、日常的に使うことにも安心感があると思います。
とにかく強いテキスタイルだと思うので、ガンガン洗って着込んでいった先に更に輝く未来が待っています。
価格は決して安いものではないですが、ご覧いただく価値のある洋服だと思います。
あと、個人的に展示会で超興奮して山内さんに色々聞きまくったのが、これ。
”布帛”のウールワッフルパーカー。
色んな意味でぶっ飛んでます。
この洋服をここまでつくり込めるのは山内しかない。
フード裏の素材、ぷっくりとしたシーム。
やばすぎる箇所は挙げればキリがない。。。
自らを布帛のブランドと話す山内さんのネクストを感じました。
布帛でここまでやれてしまうのかと恐ろしくもあるこの1着、ぜひ店頭でご体感ください。
本当はまだまだご紹介したいものがたくさんあるし、着用した状態でよりイメージしていただけるようにと考えていたのですが、このようなご紹介の形式となり申し訳ありません。
店頭にお越しいただけた皆様、お問い合わせいただけた皆様には160%の状態で感じていただけるフロアを設営致しましたので、ぜひご期待ください。
3日間、皆様のご来店を心よりお待ちしております。