山内のTシャツ


今日は、山内のTシャツを紹介させてください。



このTシャツは、これまで過去に3度発売したことがあるのですが、コロナになったばかりの時期に発売をしたときには、山内の山内さんや奥さんの知美さんとインスタグラムライブをしたこともありました。




山内のコレクションでは、この時期には続けて登場しているものですが、山内でしか体験できないTシャツです。



生地、縫製、着た時の形、涼しさ、丈夫さ、プライス、全部のバランスがとてもよくできてると思いますよ。








山内

強撚フリーカットポンチ・半袖Tシャツ




material _ COTTON 83%,POLYURETHANE 12%,NYLON 5%

color _ CHARCOAL BROWN

size _ 2,3,4,5

price _ 19,800-(tax included)







山内

強撚フリーカットポンチ・半袖Tシャツ



material _ COTTON 83%,POLYURETHANE 12%,NYLON 5%

color _ BLACK

size _ 2,3,4,5

price _ 19,800-(tax included)




チャコールブラウンっていう茶色とブラックの二色での展開です。



混率でいうと、上記の通り、コットンがメインです。



表がコットン、裏にポリウレタンが現れ、そのつなぎとして少しだけナイロンが入ってる生地です。



コットン系をメインにカットソーの生地をつくったら日本でナンバーワンなんじゃないかな? 東京の小野莫大小(オノメリヤス)さんが開発した生地です。



表に現れるコットンは、かなり撚糸が強く、表面の僅かな毛羽も感じないです。 で、その編み地は、全て"裁ち切り"。



つまりは、カットオフですね。




このTシャツを構成する全ての箇所が"断ち切り"で、生地端が処理されていないのにも関わらず、布帛(織り生地)のように糸が吹き出してくることがありません。



その理由が、ポリウレタン。




裏に現れるポリウレタンが、強撚コットンの糸を支えることで、糸が吹き出してこない。



しかも、こういうTシャツあるあるの"カーリング"という、生地端が自然にクルクルと丸まってしまうこともない。



ポリウレタンのおかげ。



これすごい。





そして、圧倒的に表面のキメが細かい見た目。 に加えて、自然なツヤ。





編み地の組織もとても美しいのよ。



これ、動きのある、とても自由度の高い生地なのですが、全ての生地端が断ち切りで、生地の重なりがない分、Tシャツの端々の揺れ動き方が素晴らしいの。





それで、これが裏側なんですが、表と違ってポリウレタンが多く露出してる分、夏場は、汗をかくとペタペタするかなって想像する人もいるかもしれません。



が、 ノンノンノン。



そんなことはないのよ。




肌に全然貼り付かないし、風も通るわ、汗かいても結構早く乾くわで、良いことがいっぱいあるの。



僕は、4、5年前にこのTシャツに初めて出会う以前に、山内さんにこの生地を期待しておいてくれ。



って言われたことがあったんですよ。



それまでは、コットン100%もしくは、ウールやシルクなどの天然繊維だけのTシャツしか、直接肌に触れるものは好きじゃなかったんですよ。



どうしても化学繊維って、肌に当たった時の"あの"独特な刺激が苦手だった。



だから、家で眠ってる何年か前に買ってみたユニクロの内側エアリズムTシャツもたまに着てみようとするけど、1秒で脱いじゃう。



残念ながら。




当時、山内さんに言われたときも、山内さんが言うなら大丈夫だろうって思ってたけど、着てみるまでは半信半疑。



ただ、着たら、考え方が変わった。



この山内のTシャツは別格なの。



肌への不快感がないタッチしてるし、着ていてコットン100よりも安心感があるように思いますね。



そういうTシャツ。





先述の通り、全ての箇所が"断ち切り"。



ネックも。





緩やかにラウンドした裾も。





ちなみに、首裏は、前側には見返しパーツなども何も付きません。



だから、超フラット。



でも、首が伸びてしまうこととかは、全く考えなくて良いですよ。



心配要らない。



首の後ろ側だけ見返しのパーツが付くかな。



そして、このTシャツの特徴は、その "縫製仕様" にもある。





これ。



表から見ると全部の縫製箇所がこうなってる。





脇も。





アームホールも。





前身頃と後身頃の肩線も。



全て同じ縫製仕様。



この縫製が フツー じゃない。





これ。



裏のシーム部分。



通常、Tシャツってね、





これ、裾の写真なんですが、、、



表から見るとこのように"本縫い"のように見える。



裏は、、、





こう。



表と裏が違う縫い目になるのが特徴なの。




どうしてかと言うと、Tシャツなどのカットソーの生地って、編み地だから生地そのものが伸縮性があるじゃないですか。



だから、縫い目にも生地に追従するような伸縮が必要となる。



ということで、シーム箇所に伸縮性を持たせられる "カットソー用"の縫製仕様になるんですよ。



多分、山内の今回のTシャツ以外は、全てがそう。




が、 しかし、山内さん。



山内さんは、"カットソーの縫製"ではなく、 織り生地 = 布帛 の縫製を得意とし、それをとにかく追究してる。



ということで、 今回のTシャツ。



カットソー = 編み地 でありながら、そうではない縫い方をしてるってワケですよ。




それが、これ。





幾度となく着用、洗濯を繰り返してもほつれてこない生地を最大に活かすために、裏側も全て"断ち切り"なのですが、 全ての縫い代箇所を"固定"し、"本縫い"で縫製をしてる。



だから、生地はとても柔らかいけど、縫い代の部分だけは、硬いの。



その"固定"。 その方法。



裏の "全ての縫い代" に、 接着芯を貼り付ける。



超技法。





その幅、4mm。



4ミリの幅で延々と接着芯を貼り付けて、その箇所のみ、生地を固定する。



脇も。





袖付けも。



4ミリ。





前身頃と後身頃の縫製も4ミリ。



実物見てもらえると分かると思うけど、すごく伸び縮みするし、動く生地だからフツーに縫うだけでも大変なんだけど、それを縫う前段階で、とても細かく一着分だけでも時間のかかる工程を経てる。



でもね、それがただ縫製仕様が変わってるってだけではなくて、着る人にもちゃんと恩恵がある。



この芯地で固定した縫い代が固ってくれてる分、着たときにそれが"骨組み"のようになって、形がとても綺麗に出てくれるの。




僅かにシェイプをしたウエスト。



ほんの僅かに。



丸く立体的な肩周り。



これが他のTシャツとは全然違う見た目になってくれる。



それがとても良いところ。







生地のキメも細かく、少し長めの袖丈やラウンドした裾の形状。



これ、ティーンの着るTシャツとは、全然違う。



全然。











これがBLACK。



まあ、色は好きな方を選んで。





かなり特殊な混率。



もちろん、洗濯オーケー。



まあ、手洗い表示あるけど、僕は洗濯機にぶち込んでる。



ネットにも入れない時は多いけど、ネットに入れてたら安心かな。




山内の山内さんが言うには、山内の取り扱い店舗では、このTシャツの糸が飛び出てきたために、取り扱いをしなくなったっていう店舗さんもあるみたいですが、僕は4年前のファーストモデルと3年前のも着てるけど、未だにそれを着るし、全然そんなことないんですけどね。




特に、昨年のものや今年のものは、生地が改良をされてるみたいだから、より安心して着てもらえると思いますよ。



これ、Tシャツを超えたTシャツ。



僕は、普段長袖のシャツを着ることが多いけど、それ以外の時は、ほとんど山内のTシャツかな。



そういうTシャツ。





そして、今回も縫製は、埼玉県のファッションいずみの水出さんたち。



天晴れ。





これ。



身長167cmでサイズ2。



一番小さいサイズですね。




僕は、あんまり黒って着ること少ないからCHARCOAL BROWNの方です。



ちなみにもう何回も洗ってる。



このTシャツでいうと、洗濯して変化するっていうよりは、何度着ても、何度洗っても、変わることのないTシャツって感じですね。



見た目では、タックインしてるから着丈の長さ分からないけど、まあ、袖丈も短くなくて、良いバランスの設計してるTシャツだと思います。




こちらのTシャツで春夏シーズンの半袖のものは、全て出揃いました。



これからもっと暑いし、このTシャツは感動できると思いますよ。



僕がそうだったから。




見てみてください。



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