The CLASIK 21SS LAST DELIVERY
春夏シーズンも全体として見ると終盤になってるけど、The CLASIKも今シーズンではこれが最終です。
と言っても納品は以前にしてもらってたので、保管してたから他の取り扱い店舗さんでは既に展開してると思いますが。
リアルタイムで見てもらおうと思ってたので、このタイミングまで待ってました。
ブランドで初めてとなるポロシャツです。
The CLASIK
CLASSIC POLO SHIRT
material _ COTTON 100%
size _ 46,48
color _ WHITE,NAVY
price _ ¥19,250-(tax included)
その名の通り、The CLASIKがつくるからCLASSIC POLO SHIRT。
前シーズンから徐々にポロシャツの存在を改めて見ることが少しずつ増えてきたし、時代的にも回ってきて、良いかもしれませんね。ポロシャツ。
夏にTシャツ一枚で過ごすよりも衿がある分、ちゃんとして見えるし。
当店でも今シーズンはいくつかポロシャツの展開をしてたんですが、このポロシャツは特筆項目に溢れてますね。
生地は、上記の通りコットン100%。
ポロシャツということで、鹿の子(かのこ)編みですね。
使ってるコットンの種類は、ディオラマコットンっていうものです。
もう、このディオラマコットンって言ってる時点で、どこの莫大小メーカーの生地なのかはすぐに想像つくけど、このポロシャツにはすごく適してる。
ディオラマコットンってどんな立ち位置なのかというと、世界でも超上質のコットンの種類っていっぱいあるけど、エゲつない程にめちゃめちゃ上質ってわけでもないです。
今ではよく聞くスヴィンコットンってあると思うけど、だいたいスヴィンコットンのレベルの中でも中間的っていうようなイメージで思ってもらえたら良いかもしれません。
生地とか繊維っていうのは、ただ単純に上質であればあるほどに洋服の出来が良くなるってことではないので、今回のこのポロシャツにはそのディオラマコットンを使ってるのがベストだと思う。
これがスヴィンコットンの最高ランクとかだったら頻繁に着ていたら生地がダレてきてしまうと思いますしね。
そして、
そのコットンを原料に紡績します。
強撚です。
ただ、「強撚(きょうねん)」ってよく聞くことはあると思うけど、強撚にも種類があって、
・紡績強撚
・本強撚
っていう2種類だったかな?
紡績強撚は文字通り、繊維を糸に紡ぐ段階で同時に強く撚りをかけて「強撚糸(きょうねんし)」にする方法です。
本強撚っていうのは、紡績した後の糸になった段階で、専用の"強撚マシン"に糸をセッティングして、更に強く撚りをかける方法です。
「強撚の世界」にもレベルがあるのですが、以前にとあるブランドの方が"本強撚じゃないと強撚とは呼べない"って言ってたことがありますね。
その本強撚の工程を踏むと、いわゆる「追撚糸」って感じに言うのかな。多分。
世の中には強撚って言われて販売されてるものもあるけど、どのくらいの割合なのかはあまり分からないけど、本強撚をされてるものってそんなに多くはないと思いますよ。その分、労力もコストもかかるし、そこまで追求してつくられてないと思うから。多分。
まあ、さっきから強撚って言ってますが、ものにもよるけど、どちらかと言うと僕は強撚糸でできてる洋服が好きだし、特に夏場に着ていて快適に過ごせるから、皆様にお勧めしたいと思ってる。
強撚糸のメリットは、糸に光沢が出るとか、肌触りが滑らかになるとか、夏だと使い方にもよりけど、風の通る洋服ができたりする。
そして、このポロシャツはその強撚糸の3本撚り、つまり「三子撚り」。
数値でいうと80/3で、80番手三子。
この生地は、その莫大小工場の強みがふんだんに現れてる。
The CLASIKの田中さんがいうには、この80番手三子の糸で鹿の子をつくると、生地が一番良く見えるそうで、そこに行き着いたそうですね。
だから、改めて見て。
光沢もあって、生地の目も立って、いかにも良さそうな生地でしょ。
よくある鹿の子のフツー感じゃないの。これ。
でも、カジュアルな鹿の子組織の上でのやりくりしてる生地だから、やり過ぎてない。
適度なおじさんしてるけど、行き過ぎてないの。
とてもバランスとれてると思いますよ。これ。
で、それを使ったポロシャツ。
衿とか袖や裾がリブに切り替わってるポロシャツが多いと思いますが、The CLASIKのは全て同生地です。
そして、ネックにつく2つのボタンは、珍しくホーン。
このホーンボタンにより少し見た目に強さが出ますね。
この主張は好き嫌い分かれるポイントかもしれませんが、着たときに、仮に洋服に無頓着な方にも、ボタンがありふれたポロシャツより違うものであるのは視認してもらえると思うので、伝わりやすいポイントかもしれません。
袖と裾は、生地を折り返し、ステッチが入りますが、
衿の表にはステッチが入りません。
だから、少し衿が立体的に浮き上がって見える。
衿付けは身頃とタコバインダーという同生地のテープのようなもので挟んで取り付け。
ここも少し珍しいポイントですが、前身頃と後身頃の切り替えの肩線が後ろに下がってる。
それに加えて、この肩に位置する身頃の切り替え部分の裏にもタコバインダーが配置されてる。
それにより、着用時にこの肩のシームも少し立体的に浮かび上がるんですよ。
後ろ姿も良い感じ。
これ裏。
こういうこと。
この首元グルリ一周と、肩のシームが着たときに効いてくる。
首元は洗濯で伸びてヨレてしまうのを防げますしね。
そして、こちらがネイビー。
ネイビーもホワイト同様に糸の艶もあるし、強撚の締まりによるコシもしっかり健在。
同じくホーンボタンですが、こちらはブラウンのダークトーンのカラーリングです。
今って、高品質なTシャツはたくさん出ているけど、Tシャツを着るのと同じような感覚で着て、結果的に違う気分でスタイリングできるし、クールビズが推奨されてたりする方だと仕事でも使ってもらえるかもしれませんね。
今日、6日より販売します。
The CLASIKの商品は、ブランドの意向でオンラインストアでのカート販売を禁止されています。
お越し頂くのが難しい方で気にして頂ける方は、コンタクト欄からでも、電話でもご都合の良い方法でご連絡下さい。