今回も、新年、1月2日11時より販売をするAUBETTのシャツを紹介させてください。
今日紹介するシャツは、デリバリー自体は、22AWシーズンとしてあったものなんですが、納品がAUBETTの杉原さんに店頭に立ってもらったイベント後だった。
だから、もうその納品があった瞬間に、1月2日から販売をしよう。って決めてたんですよ。
これまでもこのブログで紹介したことのある"カネタ織物さん"で織った生地だし、良いタイミングで見てもらえたら良いって思ってた。
ですので、こちら、22AWシーズンのものなのですが、もはや関係ないシャツだと思ってるので、このタイミングで。
ただ、全然ストックもないので、ご希望頂けた方にも用意できない可能性がとても高いです。 紹介しますね。
AUBETT HEAVY BROAD STAND COLLAR SHIRTS
material _ COTTON 100%
color _ CREAM
size _ 3,4,5
これ。
生地は、先述の通り、カネタさんで織った、AUBETTのオリジナル生地。
平織りのヘビーブロードという生地です。
カネタさんの得意とするのは、 "太番手の強撚綿織物" だから、その特性がむちゃくちゃ出てる。
マテリアルは、上記の通り、コットン100%なのですが、そのコットンの種類は、これまでと変わらず"アルティメイトピマコットン"。
原料で言えば、繊維が長く、それに伴って細い綿繊維なのですが、それを太い糸に紡績をしたもの。
その糸は、"35番手の単糸"。
35/一なので、かなり太めの糸。
ちょうど一年前の新年に発売したシャツは、経糸が330番手だったので、単純に考えて、その約10本分という太さ。
それを弱く織り上げるのではなく、バチバチの高密度の強烈な生地タッチで織るのは、やはりカネタさんならでは。
そして、その強撚糸は、毛羽立ちの少ない"コンパクト糸"という種類で紡績された糸です。
ただ、その"コンパクト糸"というものでは全く満足しない杉原さんは、極限までその"毛羽立ち"をなくし、洗って使い続けても全然毛羽立ちが起こらないような生地を目指して、更に"ガス焼き"。
"コンパクト糸をガス焼き"することで、糸の表面が超絶滑らかになるってわけですよ。
それも、もともと繊維長のある、アルティメイトピマをそのようにしてるから、生地は硬いタッチなんだけど、
奥の方がどことなく柔らかくて、膨らみがあり、使い続けるとどんどん繊維のポテンシャルが現れるし、ネガティブな変化していかないし、とても良い生地ということ。
本来なら、マイクロスコープの写真を見てもらおうと思ってたんですが、忘れてましたね。
そういう糸なのですが、カネタさんが最も得意とする高密度に織り上げる。
しかし、また杉原さんはそれだけでは満足せず、生地を高温で揉んで、外的な刺激を与えることで、より一層、密度を上げるということを行った。
かなり色々やってる生地ということです。
そして、生地特性は上記の通りなのですが、その生地は杉原さんが生み出す"立体裁断"のアウトラインがバキバキに出るということを実現したの。
人間が着ていない、ハンギングの状態で既に立体が浮かび上がるシャツ。
身頃は浮き上がり、アームホールがボディに食らわれるような凄まじいフォルムの片鱗を着ていない状態で感じさせる。
そして、サイドビューも既に見事。
自然に前方向に出た袖が、袖山を頂点に、徐々に肘まで膨らみ、袖口でシャープに、そして、肩までスッと戻るという、素晴らしい三角形を演出してる。
ちなみに、これまではオーバーサイズでの展開だったヘビーブロードのシャツですが、今回のに限り、特段オーバーサイズではありません。
加えて、スタンドカラーですので、当店では初めて取り扱いをする形状のシャツとなります。
ボタンは、生地同様に柔らかいトーンの白い水牛ボタンです。
見たら分かると思うけど、裾は前後差があるので、後ろの方が長いです。
やはり、美しい肩と袖。
生地の密度があることもあり、ステッチワークも映えますね。
カネタさんの生地と杉原さんの立体設計は、ホンット相性良いから。
マジで、、、ストックないけど、新年よりご覧頂ける方は、見てみてください。
サイズは、3,4,5の展開ですが、AUBETTをお持ちの方はいつも通りのサイズ選びで良いと思います。
先日お伝えしたように初売りは、2日11時からで、今回はセールが中心になるのですが、そのセールも結構良いものあると思ってます。
あと、ニューデリバリー系もとても多いわけではありませんが、他にもいろいろあるので、初売りを楽しんで頂けたら嬉しいです。