お知らせしておりましたように、明日3月2日(土)より、nonnotteイベントを開催します。
2024年春夏シーズンのnonnotteのコレクションに加え、昨日ご紹介した"別注"になったシャツジャケットの店頭販売を開始しますね。
"別注"のシャツジャケットについては、ブログを掲載してから、お問い合わせを複数頂けている感じですので、ありがとうございます。
また、お問い合わせ頂いた中で、ありがたいことに遠方にお住まいという方の通信販売のご希望も頂きましたが、明日の3月2日(土)は、杉原さんも一日在店してくれることもあるので、店頭販売のみとさせて頂きます。
しかしながら、翌日の3月3日(日)の大体18時頃を目安に当店のオンラインストアに掲載をする予定です。
カネタさんと三星毛糸さんでは、機屋さんの性質が違うので、生地の幅が違うのですが、12月に販売をしたSuvin Gold Supremeの生地は、全部で200m分の生地を使い、4反分の生地でしたが、今回は1反ちょっとくらいしか使っていないので、たくさんの在庫があるわけではなく、オンラインストアに掲載をするまでに、万が一完売をしてしまった場合には、申し訳ありません。大丈夫だとは思うけど。
そして、今日は、最後に誰も見たことがないようなnonnotteのコレクションの洋服を少し紹介させてください。
杉原さんの"超魔術"が見られる洋服です。
nonnotte
Draping Circular T Shirt Type A
Hard Twist Balance Jersey
material _ COTTON 100%
color _ BLUE WASH
size _ 3のみ
これ。
nonnotteのオリジナル生地でできた、袖にしっかりとボリュームあるカットソー。
ではない。。。
これ、マジの超魔術。
このカットソーは、こうなってるの。
全てがつながったサーキュラー型(円形)のカットソー。
前も。
もちろん後ろも。
それがね、、、
手を下ろすと、、、
袖の形状をしたドレープが生まれるの。
"ザ・スギハラ マジック"。
こんな服、僕は見たことないですよ。
誰が着ても袖のアウトラインが生まれる設計で、前身頃と後身頃の2枚のオリジナル生地のみで構成される。
サーキュラー型のつくりだから、生地の幅が足りないこともあり、生地は横使いされてる。
通常では、このような生地の場合には、その編み地の伸縮性を活かすために、横使いすることがあるのですが、このカットソーには構造上、伸縮なんて関係ない。
肩の位置からサーキュラーの形状を活かして、生地を操り、袖をつくっているのだそうだ。
杉原さんが言うには、平面の折り紙のような発想から、立体に着地させているそうだ。
どういうことか全然分からないが、でも、このカットソーは、すごい。
着ると超驚きなのだ。
ちなみに、このカットソーは、サイズは3と5という、小さいサイズと大きいサイズの2サイズでブランドでは展開してるのですが、僕は、これを体格の大きい方が着る想像があまりできなかったので、小さいサイズの3のみの取り扱いです。
だから、僕くらいの小柄な人はもちろん、女性にとても良いんじゃないかなって思ってる。
裾は、一部分のみ綴じられている仕様です。
そのため、袖口は存在します。笑
そして、生地もすごいの。
70番手双糸の"超強撚"のガス焼きをしまくった糸だそうだ。
セオリーで言えば、このようなカットソーは、30番手単糸か60番手の単糸とか双糸。
編み地は、天竺編みという、一般的なTシャツにあるものなのだが、天竺編みで70番手双糸というのは、史上初だそうですよ。
70番手双糸で天竺編みをつくると、本来なら斜行もするし、毛羽立つし、洗うと縮んでしまうような糸なのですが、双糸を形成する単糸同士が、お互いに反発し合う糸を使い、その上、"バランス撚り"という糸使いにすることで、洗っても縮まず、強くて美しいものができてるの。
まあ、めちゃくちゃ良い生地って思ってもらえたらそれで良いです。
ちなみに、この生地では、半袖のTシャツと長袖のオーバーカットソーも別の色で取り扱いをするので、サーキュラー型ではなく、もう少しベーシックなものが良い方には、そちらが良いかもしれませんね。
知ってる人は知ってると思うけど、smoothdayという、歴史に名を残したカットソーブランドを立ち上げていたことのある杉原さんですからね。
この生地は、コストもかかるし、すごく大変で、カットソー業界では、誰もやらないし、やろうとしても諦めてしまうほどのものだそうですが、今回は、nonnotteで初めてやり切ったそうです。
店内は、nonnotteの洋服をご覧頂けるようにしています。
それでは、明日、明後日は、nonnotteの杉原さんと皆様のご来店をお待ちしています。