HERILL Ramie High gauge crew neckについて
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こんにちは。
いつも当店のオンラインストアやインスタグラムをご覧いただいている皆様、ありがとうございます。
そして、そんな皆様も、ここでは、はじめまして。
CASANOVA&COの野口と申します。
新たに皆様に楽しんでいただけるものをと思い、このような場を作ってみました。
写真と文章によって構成されるという点は今の所は共通するのですが、ここでは//subjunctionとは少し違う視点で、素晴らしい洋服たちをご紹介できればと思います。
特にタイトルも決まっておらず、形もまだまだ完成形とは言い難いですが、季節と同じく、変化し移ろう様もお楽しみいただけたら幸いです。
//subjunctionよりも短めですし、サクっと読んでもらえたらと思います。
さて、早速ですが本題。
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HERILL
Ramie High gauge crew neck
color _ Beige,Olive
size _ 1,2
今回のメインはこちら。
HERILLのラミーニットです。
納品自体は2月頃にあったので、店頭でもご覧いただいた方が多いとは思いますが、リアルな気温になってきたので改めて。
HERILLといえばカシミアのイメージが強いという人も多いと思いますが、
専業のブランドではないですからね、それは秋冬のお話。
カシミアももちろんですが、それ以外も、とても考えられた洋服をつくってくれていると思います。HERILL。
見た目がカジュアルなので、そこの好みは分かれるかもしれませんが...
そんなHERILLの中でも、このラミーのシリーズは、ブランドとしては初期の頃から春夏に提案し続けているシリーズとなりますね。
なので、ご存知の方やお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、
ただ、当店では今シーズンが初。
ご紹介させてください
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この洋服の最大の特徴である、この生地。
写真を見るだけでも風通りの良さをイメージしていただけるのではないかと思います。
品質表示のタグの文字が透けて読めそうなくらいですからね。
やはり、実際に着てみると、かなり涼しいです。
直射日光が当たらないのに、風だけを肌がダイレクトに感じれる。
これによって、肌にぶつかる風がひんやり冷たく感じるんです。
想像してみてください。
ジリジリと焼けるような日差しの中。
ひと休みしようと木陰に入ると、それだけで風が少し冷たく感じる、
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あの感覚みたいなイメージです。
もう一度言います。
これ、めちゃくちゃ涼しいです。
半袖で素肌に日差しが直撃しているより、圧倒的に快適。
しかし、風を通すならどんな素材・生地でもいいのかと言われたらそうではないです。
ラミー素材の軽さと、ジャリっとした肌当たりによって、
風が抜けると、フワッと肌からの離れる気持ちの良い一着になっているんです。
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一般的なサマーニットは、
編みの目を荒くして風通りを良くする。
その分リネンや和紙などの素材を、太い糸で使い耐久性を補完する、
みたいな考え方が多いと思います。
しかしHERILLは、かなり細く上質なラミーの繊維を、糸自体の毛羽立ちも起こらないように特殊な撚り方で使っている。
その分、汗ばんでもベタついたり、纏わりついたりしないというメリットが最大化。
そのようにきちんと時間をかけて作られたラミー糸は、しなやかなザラつきを生み、真夏に着た時にはその心地よさに驚いてもらえると思います。
ただ、このHERILLのラミーニット、
店頭でお話ししていて、高頻度で聞かれるのは、
「中、何着たらいいんですか?」
ということ。
これだけ透けのある服ですからね。
どうしようかと思われる方も少なくないと思います。
ただ、結論から言うと、正直、僕はなんでもいけると思ってます。
タックトップでも、半袖Tでも、ロンTでも。
柄物だろうが、プリントTだろうが。
襟付きのシャツやポロシャツはちょっと違うかもしれませんが…
そうやって狙って外しに行かなければほぼ大丈夫。だと思う。
お客さん:「中、何着たらいいんですか?」
僕:「これ、なんでもいけるんですよ!」
これ、普段僕は
「(実は合わせてみると)これ、なんでもいけるんですよ!」
のつもりで言ってたんですけど、
改めて考えてみたら、ちょっと投げやりな奴だなって思ったので、この場を使ってちょっと実験的に色々合わせてみようと思います。
皆さんの手持ちのものに脳内で置き換えながら、一緒にイメージを膨らませていければと思います。
まずは王道、白Tバージョン
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HERILL Ramie High gauge crew neck × 白T
それぞれ着用しているものは下記の通りです。
178cmの60kgでカッコ内が着用サイズです。
・KNIT : HERILL
Ramie High gauge crew neck Beige (1)
・T-SHIRT : BODHI
MIDDLEWEIGHT COTTON CASHMERE TEE WHITE (1)
・PANTS : Graphpaper
Solotex Twill Wide Chef Shorts C.GRAY (F)
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オーソドックス白Tを着るとこんな感じ。
素材はコットンカシミアなので、BODHIらしい逸品ですが。
中のTシャツがライトな色になると、ラミーの糸のムラ感が強調されますね。
見た目には軽やかなんだけれど、ムラによって奥行きが生まれて単調さが無い。リズムが生まれる感じ。
この感じは僕はとても好きです。
そして、やっぱり、着たらちゃんと涼しい。
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今日、これを撮影してた時は26度くらいだったと思うので、
真夏にはここから10度近く上がると思うとゾッとしますが、暑くないわけじゃないけど、快適に着れると思います。
参考程度に同じBODHIのコットンカシミアでロンTバージョンも。
BODHIのロングスリーブ、袖のリブがしっかり作られすぎていて、重ねると少しもたついてしまいました…
もう少し薄手で、肉感のありすぎないものの方がHERILLシルエットも美しく出るでしょう。
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分かってたことなんですが、気温的な意味でも、これからの季節にはやっぱり半袖がいいと思います。
ただ、一つの選択肢として4月とか9,10月の少し肌寒い日に長袖と重ねるのも悪くないかもしれませんね。
お次は、白のTシャツではなく、ダークトーンなものになるとこんな感じです。
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HERILL Ramie High gauge crew neck × 黒系T
・KNIT : HERILL
Ramie High gauge crew neck Beige (1)
・T-SHIRT : nonnotte
Standard T-shirt Meteorite (3)
・PANTS : Graphpaper
Solotex Twill Wide Chef Shorts C.GRAY (F)
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中のTシャツ以外は何も変えていません。
が、結構印象変わりますよね。
軽やかな印象だった白に対して、ダークトーンなものになると一気に重みが出る。
ラミーニット本体の色味も暗く見えます。
透けるという現象そのものに抵抗のある人は、意外と白より黒の方がいいかもしれませんね。
まぁそもそも透けることに抵抗のある人が、これを気にしてくれてるかどうかはわかりませんが...
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身幅とアームはたっぷりと分量がとられて、キツめのリブにかけて強くカーブが効いていくフォルム。
とてもHERILLらしいバランスだと思います。
夏は、どうしてもダラっとした洋服が多くなってしまいがちだと思うので、リブの効いたこういうバランスはメリハリが出ますね。
ラフなショートパンツと合わせたとしても、少年のようなアクティブさからも、部屋着のような気怠い印象からも回避できます。
とっても優秀。
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HERILL Ramie High gauge crew neck × プリントT
・KNIT : HERILL
Ramie High gauge crew neck Olive (1)
・T-SHIRT : mister it.
Klaudia-T-shirt-aft white (40)
・PANTS : NICENESS
"JACK" モヘアシャンブレースラックス BEIGE (S)
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お次はプリントT。
先日入荷したmister it.のTシャツです。
あと、ここからラミーニットはOliveを着用しています。
こうやって重ねると、プリントの存在感をほどよく中和してくれるので、
「一枚で着るのはちょっとなぁ...」
なんてプリントやサイズバランスのTシャツもラミーニットの下に忍ばせてみましょう。
お手持ちのTシャツの新たな活路が拡がると思います。
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中がプリントTになったので、パンツは落ち着いてスラックスを。
あんまり理論でコーディネートとか考えられないタイプですが、
「バランスとってパンツは綺麗にしておこうか。」
「その分サンダルでええか。」
くらいの気持ちです。夏なので。
その辺のバランスは皆さんで楽しんでもらえたらいいですし、結構面白いと思いますよ。
たった一枚変えるだけで、いろんな変化と発見があるので。
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あとそう、袖のリブはこんな感じです。
リブもラミーの糸が使われています。
キュっと長めに作られていますが、あまり深く考えずにグシュグシュっと溜めてあげるのがベストです。
それによってHERILLの特有の丸みがより綺麗に出てくれます。
これを...
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こんな感じで。
この写真ではインナーをOLDE HOMESTEADER SLEEVELESS SHIRT(私物)で着てるのですが、せっかく撮ったのでタンクトップで着たイメージも載せておきます。
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パンツは私物のHERILL。
元々ペンキのスプラッシュが飛んでるやつだったんですけど、ヘヴィに履きすぎてペンキがどっかに飛んでいきました。
フェイバリットです。
うん。やっぱり言わずもがなですが、タンクトップが一番涼しいです。
真夏にこれは結構快適だと思います。
体温を司る脇下の部分にも風が通るので、それだけで体感は変わりそうです。
そして見え方的にも、そこまで嫌な感じにならないんじゃないかな。
髪の毛が邪魔で首肩周りが見えてないですが...
この数年で、より夏にフォーカスしたサマーニットという存在が少しずつ浸透してきているように感じますが、
これほどまでに快適性と上品さを兼ね備えたものは多くないでしょう。
それは冒頭でお話しした通り、編みの目を荒くすることによる見た目の印象や、糸の太さから影響されるものだと考えますが、
HERILLは見事にそれを乗り越えていると思います。
その上でHERILLらしいフォルムと、丁寧なつくり。
とても夏に適していて、夏を楽しんでいただける1着だと思います。
気にしていただける方は、ぜひ体感してみてください。
今回のご紹介で着用したものに関しましては、オンラインストア商品ページへのリンクを下に載せております。
各サイズの寸法など、詳細に関しましてはそちらからご覧いただけます。
CASANOVA&CO 野口