このタイトルが全てです。笑
IRENISA、山内のイベントを連続して開催している最中、様々なブランドからのデリバリーが到着いたしました。
それはそれは、なかなか凄まじいボリュームで。。。
イベントを終えフロアを組み替え、展示会出張に行き、今日こそブログを書くぞと息巻いていたのですが、、、
書きたいことが追いつかない。
いやね、僕なりに何をどのようにご紹介しようかというのは展示会とオーダーのタイミングから半年間かけて構想組み立てながらやってるんですよ。
でも、やっぱり実物が届いて段ボールを開けた瞬間に記憶の底に眠っていた半年前の感覚や感動が蘇ってきちゃう。
情報として書き留めたこと以外の言葉にしづらい部分が、急に輪郭を伴った感覚として蘇ってくる。
無駄に記憶力だけは良いんです。
ただ、それをこのブログという場で文字にしようとすると、対象となる洋服たちが素晴らしいが故に、もう一段階その言葉の粒度を細かくしていく作業に時間がかかっちゃう。
それが追いついていない。という本日のブログの趣旨です。
申し遅れました。
CASANOVA&COの野口です。
...ということで、あえて荒削りなままの言葉で、ガラリと変わった店内を色々とご紹介させてください。
ティザーみたいな、ダイジェストみたいなもんです。
気楽に読んでください。

店に入ってワンラック目、なんとなく柄物が気分なのでKAKAN、nonnotte、BESTIAIREの総柄のアイテムを中心に。
特にKAKANとnonnotteは、明るい色使いと独特な柄出しですが、ポップな印象になることなく、むしろどこかダークというか内省的というか。
話は変わるけど、ちょうど26SS展示会時期、つまり去年の夏頃、久しぶりにディズニーランドに行ってみたり、大学時代を過ごした山口県に行ってみたりなんかしちゃったりして。
大人になって行くディズニーは良いもんですね。
夢の国とはよく言ったものです。
年齢や性別や国籍に関わらず、そこにいる全ての人が楽しそうにしていて、それだけで不思議とこちらも楽しくなる。
たくさんの人が密集しているけど殺伐としていなくて、そういう多幸感というか、ハッピーな空気が伝播している。
その反面、山口では人っ子ひとりいない山奥の滝に行ったり、カルスト大地のはずれを歩いたり。
これはこれですごく不思議な感覚でした。
目の前に圧倒的に豊かで美しい自然があってそれを眺めているはずなのに、不思議と自分自身の内側に脳内の視線が向くような感覚。
KAKANの総柄のニットパーカー&ニットハーフパンツやnonnotteのシャドージャガードやゴーストチェックを見てると、なんとなく似たような感覚になる。
パッと目に映る華やかさや豊かな表現を魅力的に感じるとともに、気がつくとその内側が気になってしまったり、「何がこうさせたのか」に目が向いたり。
だから僕は”まだ名前の無い柄”に心惹かれたのかもしれません。
KAKANは着用するとめちゃくちゃかっこいいので、後日着用してまたご紹介しますね。

そしてこちらはcalmlence&WR/ESSE。
WR/ESSEは、またヤバいものが到着しました。

スキッパーロンTです。
生地は今回初登場のCAMELLIA。
このCAMELLIAがヤバい。
どうヤバいのか。
スヴィンの三子撚りなのですが、スヴィン原料のポテンシャルを最大限に引き出すべく三子にする前段階の1本1本の糸の撚糸を全部変えるという超変態仕様。
同じ撚糸にしちゃえば一発で終わるのですが、それじゃ納得できない圍さん。
原料の良さを引き出し、光沢、ドレープ感、キックバック、耐久性、肌へのタッチの良さ、これら全てを完璧に満たすためには、3種の撚糸をひとつにするしか無かった。
三子撚りにする際の最終の撚糸を含めるとトータル4回の撚糸が必要になるというクレイジー仕様。
それがCAMELLIA。
さすが圍さん、突き詰め方がレベチ。
今までWR/ESSEでご紹介してきた天竺素材とはまた異なる方向性で究極の天竺だと思いますよ。
こちらもまた後日ちゃんとご紹介しますが、数は限られているので、実物をご覧になりたい方はお早めに。

そして地味に見切れていた、これ。
LE TINGS (ル・ティングス)というブランド。
THE INOUE BROTHERSの展示会で出会い、本来はバッグが主軸のブランドなのですが、当店ではこちらのキーチャームとウォレットチェーンのみオーダー。

ガーナをはじめとする西アフリカでは、砕いたリサイクルガラスをバーナーで溶かしながらつくられるカラフルなガラスビーズが伝統的なのだそう。
まさにこのキーチャームとウォレットチェーンも、現地ガーナで手作業で生産されています。
実際にブランドのInstagramでは、ガーナの村でこのガラスビーズをつくっている最中の動画が公開されているのですが、かなりヤバいです。
伝統工芸とかアートとかそんな聞こえの良い言葉では包みきれない”生活感”とも言える生々しさと、そのようにしてつくられるアフリカ特有のカラフルな色使いをサラリと身につけてしまう彼らからは、半端じゃないエネルギーを感じます。
ぜひ探して見てみて。

nonnotteはジャージー系もかなり充実しました。
オーストリッチジャージー、バランス天竺、ウール天竺、、、
タンクトップやTシャツはもちろん、今シーズン初めて登場した”Uネック”も全て揃いました。
TシャツとUネックは、同生地同色でアンサンブルも良し、色をずらしても良し、素材をずらしても良し。
しっくりくる組み合わせを見つけていただけたら嬉しいです。

こっちはnonnotte布帛ゾーン。
こちらも今シーズン初めて展開されたヘビーブロードのバスクが非常に完成度が高いと思います。
絶妙な天幅とカマの深さで、ボタンやジップなしで着用できるミニマルな設計。
そこで出した分量を、ドレーピングの妙で回収。
杉原さんならではの布帛のバスクだと思います。

BESTIAIREは得意とするニュアンスのあるナイロン素材でフーデッドジャケット、フーデッドコート、ジャケットなどをご用意しました。

ペタッとしたナイロンではなく、程よくシボ感があるタッチ。
今の時期なら花粉も付きにくいと思うので良いかも。
BESTIAIREは、洋服と人体の間にある空間まで一緒に着るイメージ。
かといって、ふんわりしてしまうのではなくて、とても線はシャープ。
かつ、クリーン。
特に春夏の素材はかなり軽量なものが多いですが、それでも特有の形が出るのはBESTIAIREマジックです。

こちらも個人的に”線”が好きなブランド、Nomàt。
一部ですが到着しました。
リネンヘリンボーンのジャケット&グルカショーツ。

そして、2トーンデニムのCurve Pants。
女性にもお選びいただけるサイズもご用意しました。
Nomàtはパターンの出し引きがとても上手なブランドだと思いますが、その中でもCASANOVA&COとしては”線が立っている”洋服をピックアップしています。
ブランドとしてはウィメンズからのスタートということもあり流れるようなパターンのアイテムや着方を可変できるようなものもあるのですが、お客様のほとんどが漢の当店ではそっちの方がいいかなって。
骨格的には細身な方の方が向いているブランドではありますが、サイズバランスも整ってきて選びやすくなったと思います。

その脇にはウィメンズラック。
IRENISA、KAKAN、Nomàt、などなど。

T.Tからは、雰囲気ムンムンのデニムシリーズと、テュペロシャンブレーのトラッカーJKT。
1930年代のワークシャツに見られるテュペロシャンブレーは、その名の通りアメリカ ミシシッピ州のTuprloという街で生まれた。
このTupeloは、伝説的ロックンローラー、エルヴィス・プレスリーの生まれ故郷。
エルヴィスの母は当時縫製工場で働いていたらしく、年代的にもテュペロシャンブレーでシャツを作ってたんじゃないかとか言われているみたいです。

こちらはERL。
ERLも新しいものが到着しました。

LOVE & PIECE
こればっかりは、ほんとに僕もそう思います。
愛と平和が一番ですからね。
ロンTなのですが、着心地はバツグンに良いです。

こちらもERL。
ERLはスケーター的なニュアンスがイメージとしてあるかもしれませんが、実はかなり洋服づくりがうまくて、”つくりで遊んでる”というのが第一印象でした。
そのテクニックに対して、ラグジュアリなー素材とベニスビーチの開放的な空気感から来る1着1着のムード。
ただ、とはいえシャツ類なんかはかなりストイックなオーセンティックドレスシャツ的な設計と仕様だし、ただストリートっぽさとか古着っぽい加工を求めた先にあるという感じでも無いわけです。
ほんとに超独特なバランス感覚。
だからこそ、全身をERLでまとめるというよりも、普段のスタイルに何か1点差し込むことで、いい意味でリズムを乱してくれるんじゃ無いかと思っています。
ERLもそろそろスタイリングでご紹介しようと思いますので。

そして、”こっち”はOLDE THINGスペース。
直近では、FAUVESとYE OLDE AND NEWMANから色々と納品がありました。

FAUVESは、春夏定番の狂気のホップサックシリーズと、当店では初登場となるブラックデニムシリーズ。
僕は秋冬のFAUVESのTWEEDシリーズをめちゃくちゃ履いてるんだけど、FAUVESはマジで良いですよ。
かなりのジワジワ系。
遅効性の毒。
いや、薬か?
まぁとにかく新品の状態ではとてもわかりにくい洋服ですが、常に洋服と対話しながら自分自身で最善の着地点を見つけていくイメージ。
だからスタイリングへの取り入れ方を含めた解釈も、洗濯の方法や頻度も、どう向き合うかによって”違う洋服”になる。
あんまりゲームしないから見当違いかもしれないですけど、なんかRPGみたいですよね。
その瞬間の村人との会話とコマンド選択の連続で結末が変わる。みたいな。
洋服の設計だけでなく、そのような着用者の選択肢や行動とその先のシナリオまでデザインする福原さん。
かなりヤバいでしょ。

YE OLDE AND NEWMANからはUNDERとRANDONNEUR。
UNDERは久しぶりにブラックが揃ったのと、ホワイトが初登場。
僕も丸一年真っ赤なUNDERを着続けましたが、これまた本当に素晴らしい。
福原さんの洋服は「なんでこうなっているのか」ではなくて「こう感じるってことはきっとこれが理由だ」という感覚がある。
解釈や理解が先に立つのではなくて、感じたニュアンスの先に”答え合わせ”に足るだけの超人レベルのつくりこみがある、といったイメージ。
だから、新品の自分の所有物にもなってない洋服から理解しようなんて思っても、ほぼ不可能なの。
さらに、確実に超えてくるので。

Olde H & Daughterのシルクソックスもカラーが増えました。
春だしDaughterだし、明るい気持ちでいきましょう。

シルクといえば、このシルクバスク。
ブラウンベースのものが完売してしまいましたが、2色はご用意ございます。
OLDE HOMESTEADERをはじめ、FAUVESやNEWMANを見ていれば福原さんがキレッキレなのはお分かりいただけるかと思いますが、実はOlde H & Daughterを担当する藤林さんもいい意味でとてもヤバい。
福原さんの切れ味とはまた違って、「気がついたら切られてた」みたいな藤林さんの切れ味。
いや、切られたことすら気が付かないレベルなのかも。
Olde H & Daughterはまだまだこれから春夏の納品が到着する予定です。
そちらも楽しみにしていただけましたら幸いです。

気がついたら思いのほか長いこと書いてしまいました。。。
皆様の時間を奪ってしまいすみません。。。
ちゃんとそれぞれ改めてご紹介できるようにいたしますが、気にかけていただける方は是非先んじて店頭にてご覧いただけましたら幸いです。