こんにちは。
CASANOVA&COの野口です。
今日は、タイトルの通り、お知らせ回です。

daisuke tanabe
season 04 preorder
2026.04.25 (SAT) - 2026.04.27 (MON)
約1年ぶりの開催です。
daisuke tanabeのプレオーダー。
今回は26AWシーズンのアイテムをオーダーいただける機会となります。
ほぼ5月だというのに、ブランドに無理言ってこのタイミングにしてもらいました。
3月頭から4月前半までほぼ毎週イベントだったから。笑
そういえば、去年の今ごろ、スタッフの中山と話をしたはず。
「こんなに毎週のようにイベントを詰め込むのは、自分たちがハードすぎるからやめよう」って。
、、、デジャブじゃないか。
今年も同じような、いや昨年以上の過密イベントスケジュールで3月を超えたのは我ながらお茶目が過ぎる。
まぁ昨年の今頃は中山と二人でやっていたので、今年は4人居るというだけで全然違うのですが。
昨年は、ブランドの方がお店に立っていただくことでスタッフ側のマンパワーを確保していたくらいだから。
、、、まぁ思い出話はさて置いて、daisuke tanabe、そんな4人体制のイージーモードの中でも4月後半にずらしてもらったのは勿論僕たちのスケジュールとブランドのスケジュールの兼ね合いもあるけれど、とにかくコレクションの内容が濃すぎて僕なりにしっかりと向き合う時間が必要だったからというのもある。
daisuke tanabeをCASANOVA&COでご紹介させていただくようになってから毎シーズンコレクションテーマのオーバービューを僕なりにブログでご紹介させていただいていて、勿論それに時間がかかるというのもあるのですが、今回は今まで以上に”洋服”がズバ抜けていた。
フルスロットルというか、ノンブレーキというか、恐れ知らずというか。
田邉さんは出会った時から「自分は次がないと思って毎シーズン制作をしている」「毎シーズンがラストダンス」ということをよく言っている。
その言葉は決して計画性や持続性への諦めではなく、ブランドの展望を綿密に設計したうえで毎シーズンに全てを注ぎ込むという彼のスタンスを示している。
でも、だからこそseason 04、つまり26AWシーズンを見た時に、僕は不安になった。
誤解を恐れずに言えば、やりすぎている、と感じた。
こんなにノンブレーキでやってしまったら、次はどうするの?って思った。
ほんとに次をやらないつもりなのか?とすら思った。
それくらい、リミッターを外したぶっ飛んだコレクションでした。

そういう”リミッターを外したコレクション”って、見ているときに特有の緊張感というかヒリヒリする感覚があるんですよね。
僕はキャリアの浅いバイヤーだからそのような機会に遭遇した経験は片手で収まるほどしかないけれど、今回のdaisuke tanaabeからは最も強くそれを感じた。
でも、その横で話す田邉さんは至極いつも通りだった。
「作りたいもの多すぎたのと、せっかく作るんやったらとことんやりたかったんですー」
「そしたら裏地のキルティングもオリジナルで開発しちゃいました。笑」
みたいな、静かで熱のある、飄々としたいつもの感じだった。
とても田邉さんらしくて、僕はホッとした。

その飄々とした田邉さんの横に並ぶのは、
カルガンラムのファーをあしらったレザーコート、
リブまでレザーで覆い尽くしたベビーカーフのダウン、
25AWで展開されたフランス原皮ムートンの進化系、
1stシーズンから得意とするライダーススタイル、
、、、などなどの超ヘヴィー級の洋服ばかり。
「よくもまぁこれだけのレザーラインナップをワンシーズンでやり切ったな」と思いましたが、それら以上に輝いて見えた”オリジナル生地”がありました。
表がカシミヤ、裏がシルクの、二重織り。
見たことも聞いたこともない、そしておそらく誰もやろうとしないレベルのその生地は、間違いなく今回のコレクションの”顔”になっていた。
今までも田邉さんは自身のルーツである京都の産地でシルクを生かしたオリジナルの素材開発に取り組んでいたのですが、今まで”主役扱い”されていたレザー群を喰ったオリジナル素材は初めてだと感じた。
まさにコレクションの”主役”であり、”顔”。
daisuke tanabeのようなレザーアイテムやインポート素材が充実したブランドにとって、オリジナルの生地をその立ち位置に持っていくことは簡単なことではないと思います。
こういう部分からブランドとしての成長を強く感じて、”リミッターを外したコレクション”だと感じた僕のその感覚は、田邉さんにとってはブランドとして着実に一歩一歩ステップアップしていく先にある”次の一歩”なだけだったのだと痛感しました。
普通の人よりも、圧倒的にその”一歩”の歩幅がデカい気はするけど。
でもまぁ、田邉さんの持ち味である行動力とインプットからアウトプットまでの速さが、そのような大きな一歩を踏み出すことのできるカラクリなのでしょう。
常人には、これはできない。
僕が店頭でしきりに田邉さんのことを”生粋の天才デザイナー”であり”骨太コレクションブランド”と紹介するのはこのようなことを日々感じているから。
底知れない才能が、より一段ギアを上げたseason 04。
ぜひ田邉さん本人に会って、洋服を見ていただく機会となりましたら幸いです。
田邉さんには初日と2日目に在店いただく予定です。
次回は、season 04のコレクションテーマである"atom"に対して、僕なりのオーバービューを纏めようと思います。